Kings Of Nuthin’『PUNK ROCK RHYTHM & BLUES』レビュー

Kings Of Nuthin'『PUNK ROCK RHYTHM & BLUES』レビュー | スウィング×ロカビリー×パンクの熱狂サウンド 音楽レビュー
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ちゃちゃ丸

40代の普通のサラリーマン|70年代の初期パンク、PUBロック、ガレージ・ロック好き|愛犬はアメリカン・コッカー・スパニエル|購入を考えている方に向けてブログを書いています!参考になれば幸いです!

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今回はボストン発の8人組バンド「Kings Of Nuthin’」の3rdアルバム「PUNK ROCK RHYTHM & BLUES」をご紹介します。
スウィング、ロカビリー、パンクを融合させた彼らの独自サウンドは、パンク名曲のカバーとともに新たな息吹を吹き込んでいます。
アップライトベースとホーンセクションが織りなす骨太な音楽世界をぜひお楽しみください!

ジャケットデザイン

音楽スタイル

スウィング、ロカビリー、パンクを融合させた独特のサウンドと、酒焼けしたシャガレ声のボーカルが特徴です。
アップライトベース、サックス、ピアノ、ウォッシュボードなどの楽器を使用し、エネルギッシュで陽気なパーティーチューンを奏でています。
ライブではサックスに火をつけるなど、荒々しくもエンターテイメント性の高いライブが魅力です。

おすすめポイント3選

①ロカビリー、スウィング、パンクロック、ブルースなどを融合させた独自のサウンド。

②Kings Of Nuthin’がカバーしたパンクロックの名曲を多数収録。

③The Meteors、Tiger Army、Mighty Mighty Bosstonesがお好きな方にはおすすめ

アルバム基本情報

作品名:PUNK ROCK RHYTHM & BLUES
アーティスト名:Kings Of Nuthin’
発売年:2005年
レーベル: People Like You Records
総再生時間:30分00秒
収録曲数:14曲

■収録曲
1.Over The Counter Culture
2.If I Were You
3.For You ※Anti Nowhere League
4.Banned From The Pubs
5.Only Time
6.Quick Fix
7.Women And Cadillacs ※The Nite Riders
8.Nation On Fire ※Blitz
9.Here We Are Nowhere ※Stiff Little Fingers
10.Judge Nor Jury
11.No Brains ※Eater
12.Tore Up
13.You Don’t Think
14.I Smell A Rat

このアルバムは2005年にリリースされた3rdアルバムです。
前作に引き続き、スウィングとサイコビリーを融合させた独自の音楽に、パンクロックのリズムとブルースの要素を巧みに組み合わせたサウンドとなっています。
アルバムの特徴は「Anti Nowhere League」「Blitz」「Eater」「Stiff Little Fingers」などのパンクバンドのカバー曲を多数収録している点です。
カバー曲でもバンドの特徴でもあるホーンとウッドベースを活かした骨太Kings Of Nuthin’サウンドが楽しめます。
収録曲の「THE LAST LAUGH」はKings Of Nuthin’のライブでは、必ずと言っていいほど演奏される人気曲です。

バンド概要

BOSTON出身の8人組ロカビリー・パンク・スウィングバンドです。
地元ボストンを中心にアメリカ国内外でツアーを行い、ユニークな音楽スタイルで注目を集めました。
2000年にファーストアルバム「GET BUSY LIVIN’ OR GET BUSY DYIN’」をリリース。
2002年にはバンドの知名度を高めたセカンドアルバム「FIGHT SONGS」をリリース。
2005年には、SWING系のバンドでは稀とも言えるPUNKのカバー・アルバム「PUNK ROCK RHYTHM & BLUES」をリリース。
2010年には「OLD HABITS DIE HARD」をリリース。

バンドは順調でしたが、2013年にTORR SKOOG (Vo.)が亡くなってしまいました。死因は原因不明です。
その後、バンドは解散してしまいました。

■主要メンバー
・TORR SKOOG(Vo.)
・HAYDEN CUMMING(Tenor Sax.)
・NECRO(Washer.)
・LIAM CRILL(Dr.)
・TOMAS LORIEAUX(Ba.)
・JOHN NACHEZ(Bari Sax.)
・TRAFTON WALDROP(Gt.)
・ZACK BRINES(Piano.)

まとめ

Kings Of Nuthin’の「PUNK ROCK RHYTHM & BLUES」は、単なるアルバムを超えた音楽体験と言えるでしょう。スウィングのグルーヴ感、ロカビリーの疾走感、パンクの反骨精神を絶妙に融合させた彼らの音楽は、どこか懐かしさを感じながらも新鮮な衝撃を与えてくれます。

特にパンクの名曲を彼ら独自のアレンジで蘇らせる手腕は見事で、原曲を知っている方も知らない方も新たな発見があるはず。サックスの轟音、アップライトベースの響き、そして何より酒焼けしたTORR SKOOGのシャガレ声が織りなす音世界は、一度聴いたら忘れられません。

現在は残念ながら活動していませんが、彼らの残した音楽遺産は色褪せることなく、今もなお多くの音楽ファンの心を掴んでいます。The Meteors、Tiger Army、Mighty Mighty Bosstonesのファンはもちろん、新しい音楽体験を求める全ての方にぜひ手に取っていただきたい一枚です。

このアルバムがあなたの音楽ライブラリに加われば、どんな気分の時でも引っ張り出したくなる特別な一枚になることでしょう。パーティーの盛り上げ役としても、深夜の一人時間のBGMとしても最高の選択になります。

Kings Of Nuthin’の「PUNK ROCK RHYTHM & BLUES」で、ジャンルの垣根を超えた音楽の新世界を体験してみませんか?

独自サウンドの魅力溢れるKings Of Nuthin’、音楽の垣根を超えた必聴の一枚!

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Punk Rock, Rhythm & Blues

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