HURRAH! からの爽やかなメロディー:『The Sound Of Philadelphia』を紐解く

HURRAH! からの爽やかなメロディー:『The Sound Of Philadelphia』を紐解く 音楽レビュー
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ちゃちゃ丸

40代の普通のサラリーマン|70年代の初期パンク、PUBロック、ガレージ・ロック好き|愛犬はアメリカン・コッカー・スパニエル|購入を考えている方に向けてブログを書いています!参考になれば幸いです!

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80年代のブリティッシュ・ロックシーンに登場しながら、意外な魅力を秘めていたバンドがある。皮ジャンに身を包んだハードなルックスからは想像もつかない、繊細で爽やかなメロディーを奏でたHURRAH!。彼らの軌跡を凝縮した編集盤『The Sound Of Philadelphia』は、まさにネオアコ・シーンの隠れた宝石だ。代表曲「Sweet Sanity」から未発表音源まで、バンドの真髄に迫る23曲を通して、彼らの多彩な音楽性を堪能できる1枚を紐解いていこう。

ジャケットデザイン

アルバム名

The Sound Of Philadelphia

バンド名

HURRAH!

音楽スタイル

繊細なメロディーに荒々しいロック、ジャングリー・ギターとシャウトが融合した独特のサウンド。
メンバーのビジュアルは、皮ジャンを着ていてゴリゴリのロックテイストですが、実は繊細で爽やかなメロディーが得意なバンドです。

おすすめポイント3選

①歴史的超名曲「Sweet Sanity」を収録

②シングルや未発表曲、デモ音源などをまとめた編集盤アルバムなので1枚でバンドの魅力を体験できる

③爽やかなネオアコ・サウンド

アルバム紹介

このアルバムは、1993年にリリースされた、彼等のシングルや未発表曲、デモ音源などをまとめた編集盤アルバムです。
HURRAH!の音楽性を幅広く体験できる貴重な作品です。
ネオアコースティックの隠れた名盤です。

収録曲の「Sweet Sanity」は、バンドの代表曲です。

「The Sun Shines Here」はJAMを彷彿させる力強い曲です。

「Hip Hip」はメロディーとコーラスが上手く融合して美しい。

「Lonely Room」は本当に青い青春のような爽やかなメロディーが素晴らしい。

■概要
リリース:1993年
レコード会社:Creation Recrds
収録時間:79:18(23曲)

■収録曲
1.Live Intro Tape
2.The Sun Shines Here
3.I’ll Be Your Surprise
4.Don’t Need Food
5.Saturday’s Train
6.Lonely Room
7.Hip Hip
8.Around and Around (When in Rome)
9.If It Rains
10.Point of Perfection
11.Who’d’ve Thought
12.Celtic
13.Big Sky
14.This Boy
15.Gloria
16.Funny Day
17.Walk in the Park
18.Suffer and See
19.Sweet Sanity (Demo)
20.How Many Rivers (Demo)
21.Miss This Kiss (Demo)
22.If Love Could Kill (Demo)
23.I Would If I Could (Demo)

バンド概要

イギリス出身の4人組ネオアコ・バンドです。
1982年にバンド結成。
ビジュアルは、皮ジャンを纏い硬派なイメージのメンバーですが、サウンドは爽やかなネオアコ・サウンドです。
80年代を代表するネオアコ/ギターポップ・バンドです。

1987年:デビューアルバム「Tell God I’m Here 」をリリースしました。このアルバムは、全英アルバムチャートで最高19位を記録し、ネオアコシーンの代表的なアルバムです。
1989年:2ndアルバム「The beautiful」をリリースし、よりポップなサウンドへと進化を遂げました。 また、収録曲の「The Beautiful Game」は、イギリスのサッカーチーム「マンチェスター・ユナイテッド」の応援歌になっております。
1991年:3rdアルバム「The Lost Album」のレコーディングを進めたものの、完成を待たずにバンドは活動停止。そのお蔵入りとなってしまっていた3rdアルバム「The Lost Album」に、ラスト・シングル「That Dream’s Over Now」を含む全9曲収録して1991年にリリース。

■主要メンバー
・Paul Handyside(Gt./Vo.)
・David ‘Taffy’ Hughes(Gt./Vo.)
・David Porthouse(Ba.)
・Mark Sim(Dr.)
・Damien Mahoney(Dr.)

まとめ

皮ジャンに身を包んだロッカーたちが、驚くほど繊細で爽やかなメロディーを奏でているバンド。そんな意外性と才能を兼ね備えたバンドHURRAH!の軌跡を凝縮した編集盤『The Sound Of Philadelphia』は、必聴です。
80年代のUKギターポップやネオアコに興味がある方には、特におすすめの一枚だと言えます。

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