洋楽ロックの傑作をお探しの方へ:全世界700万人が認めた至高の一枚『Only by the Night』を紹介

洋楽ロックの傑作をお探しの方へ:全世界700万人が認めた至高の一枚『Only by the Night』を紹介 音楽レビュー
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ちゃちゃ丸

40代の普通のサラリーマン|70年代の初期パンク、PUBロック、ガレージ・ロック好き|愛犬はアメリカン・コッカー・スパニエル|購入を考えている方に向けてブログを書いています!参考になれば幸いです!

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「洋楽ロックに興味はあるけれど、どのアルバムから聴き始めればいいかわからない…」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するKings of Leonの『Only by the Night』は、まさにそんな方にぴったりの一枚です。
2008年にリリースされたこの作品は、全英1位・全米5位を記録し、世界中で700万枚を売り上げた現代ロックの傑作。「Sex on Fire」「Use Somebody」といった名曲を収録し、グラミー賞とブリット・アワードの両方を制覇した、まさに「完璧な入門アルバム」を紹介します。

Only By the Night

ジャケットデザイン

音楽スタイル

結成当初はサザンロックとガレージロック、ブルース要素が融合したサウンドでしたが、活動を続けるにつれてオルタナティブロックやアリーナロック風のサウンドへと進化しています。

おすすめポイント3選

①全英1位・全米5位を記録し、総売上700万枚という驚異的な数字を残したKings of Leonの代表作です。

②無骨なサウンドから、より洗練されたアリーナサイズのスケール感のある楽曲へと進化した過程を一枚で体験できます。

③エネルギッシュな楽曲から静かな美しい楽曲まで1枚のアルバムでバンドの深い世界観を体験できます。

Only By the Night

アルバム基本情報

作品名:ONLY BY THE NIGHT
アーティスト名:KINGS OF LEON
発売年:2008年
レーベル:RCA
総再生時間:46分17秒
収録曲数:12曲

アルバム紹介

2008年にリリースされた4枚目のアルバムです.
バンドの転機となった代表作であり、サウンドは以前の荒々しいガレージロック、ブルース要素が後退しよりスタジアムロック化に移行した作品です。
初登場で全英1位、全米5位を記録し、その後もセールスを伸ばし続けトータル700万枚のセールスを記録しました。
また、グラミー賞の「ベスト・ロック・パフォーマンス」賞、ブリット・アワードで「最優秀インターナショナル・アルバム」「最優秀インターナショナル・グループ」とダブル受賞を果たし、世界2大音楽タイトルを獲得。
さらに09年英レディングFESヘッドライナーも務めあげ、確固たる地位を築き上げ不動の物にしました。

「Closer」や「Cold Desert」の闇と孤独の美しさが印象的です。アルバム通して聴くことでKings of Leonの世界観がより深く伝わってきます。
特に「Use Somebody」は、多くのミュージャンにカヴァーされている名曲です。

アルバムの商業的成功とは裏腹に一部のファンからは、「以前の荒削りなサウンドが好きだった人には物足りない」「売れ線に寄りすぎてバンドらしさが薄れた」など批判的な意見もあります。

■収録曲
1.Closer
2.Crawl
3.Sex on Fire
4.Use Somebody
5.Manhattan
6.Revelry
7.17
8.Notion
9.I Want You
10.Be Somebody
11.Cold Desert
12.Frontier City

Only By the Night

バンド概要

アメリカのナッシュビル出身の4人組バンド。
1999年に結成された兄弟3人(Caleb、Nathan、Jared)とその従兄弟(Matthew)からなる家族バンドです。
Kings of Leonはバンド名は祖父「Leon」から取られおります。

2003年にデビューアルバム『Youth and Young Manhood』をリリースし、これがイギリスやアイルランドで高い評価を受けました。
その後2007年の『Because of the Times』がUKチャートで1位を獲得。2008年9月リリースのアルバム『Only by the Night』で米国でも大きな成功を収め、シングル「Sex on Fire」「Use Somebody」などがモダンロックチャート1位を記録。
アルバムは全米でプラチナ認定を受け、オーストラリアでは2008年の最も売れたアルバムとなり、グラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナーを務め、以降世界各国で人気を確立しました。

彼らは数々の音楽賞も受賞しており、グラミー賞は12回ノミネート、4回受賞しています。特に「Use Somebody」は2010年にレコード・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。またBRIT Awardsも複数回受賞しています。

“以降も「Come Around Sundown」(2010年)、「Mechanical Bull」(2013年)、「Walls」(2016年)、「When You See Yourself」(2021年)そして最新の「Can We Please Have Fun」(2024年)など9枚のスタジオアルバムを発表し続けています。

■スタジオアルバム
・Aha Shake Heartbreak (2004)
・Because of the Times (2007)
・Only by the Night (2008)
・Come Around Sundown (2010)
・Mechanical Bull (2013)
・Walls (2016)
・When You See Yourself (2021)
・Can We Please Have Fun (2024)

■主要メンバー
・Caleb Followill(Vo./Gt.)
・Nathan Followill(Dr.)
・Jared Followill(Ba.)
・Matthew Followill(Gt.)

個人的感想

正直に言うと、初めて『Only by the Night』を聴いた時は複雑な気持ちでした。

以前の荒削りなガレージロックサウンドに魅力を感じていた私にとって、よりポップで洗練されたこのアルバムは「Kings of Leonらしさが薄れたのでは?」という疑問を抱かせました。
しかし、何度も聴き返すうちに、これは単なる商業的妥協ではなく、バンドの音楽的成熟の証だったのだと理解できるようになりました。
特に「Cold Desert」の静寂の美しさは、以前の作品では表現できなかった新たな境地を示しており、アーティストとしての成長を感じます。

気になる方はコチラ


Only By the Night

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