ハードコア初心者の方へ|聴きやすいメロディで入門できるGORILLA BISCUITS「START TODAY」を紹介

ハードコア初心者の方へ|聴きやすいメロディで入門できるGORILLA BISCUITS「START TODAY」を紹介 音楽レビュー
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ちゃちゃ丸

40代の普通のサラリーマン|70年代の初期パンク、PUBロック、ガレージ・ロック好き|愛犬はアメリカン・コッカー・スパニエル|購入を考えている方に向けてブログを書いています!参考になれば幸いです!

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80年代後半のニューヨーク・ハードコア(NYHC)シーンを語る上で欠かせない名盤があります。

それがGORILLA BISCUITSの「START TODAY」です。

Minor ThreatやBad Brainsといったアグレッシブなバンドが多かった当時のハードコアシーンにおいて、彼らは独自のポジティブ&メロディック路線で多くのリスナーを魅了しました。

今回は、ハードコア史に燦然と輝くこの永遠の名盤の魅力を、ご紹介していきます。

ジャケットデザイン

音楽スタイル

Minor Threatのようなアグレッシブなバンドが多かったNYHCの中でもポジティブ&メロディックの要素で聴きやすいサウンドが特徴です。

おすすめポイント3選

①80’s USハードコア入門としてオススメです。

②アグレッシブすぎるハードコアが苦手な方にオススメです。

③Youth of TodayやJudge、Cro-Magsが好きな方にオススメです。

START TODAY (帯・ライナー付き)

アルバム基本情報

作品名:START TODAY
アーティスト名:GORILLA BISCUITS
発売年:1989年
レーベル:Revelation Records
総再生時間:24分09秒
収録曲数:12曲

アルバム紹介

このアルバムは、1989年にリリースされた彼らの唯一の1stアルバムです。

当時のアメリカ国内でハードコアムーブメントの総本山とも言えるREVELATION RECORDSよりリリースされました。

このアルバムはレーベル史上最大のヒットとなり、現在もNYHCクラシックとして語り継がれています。

グッドメロディーにハードコア本来のアグレッションサウンドが重なって最高です。

「New Direction」はホーン(管楽器)で幕を開ける印象的なイントロから一気に加速する、アルバムの代表曲です。

「Forgotten」は走感はそのままに、青春パンク的な明るいメロディが特徴です。

「Time Flies」はタイトなベースとドラムが映える、スピード感溢れる曲です。

アルバム名と同名の曲の「Start Today」には「Procrastinate… Let’s start today(先延ばしにせず、今日から始めよう)」といった、メッセージが込められており最高です。

ZOZOTOWNの前澤友作氏が自らの会社名「START TODAY」をこのアルバムにちなんで名付けたというエピソードもあります。

■収録曲
1.New Direction
2.Stand Still
3.Degradation
4.Good Intentions
5.Forgotten
6.Things We Say
7.Start Today
8.Two Sides
9.First Failure
10.Competition
11.Time Flies
12.Cats And Dogs

START TODAY (帯・ライナー付き)

バンド概要

1986年にニューヨークで結成された4人組ハードコア・パンクバンドです。
1980年代後半から90年代初頭にかけて、ニューヨーク・ハードコア(NYHC)シーン、そしてストレート・エッジ・ムーブメントの中心的存在として世界的に高い評価を集めました。
当時クイーンズのストリートで流行していたクアールード(ドラッグの一種)が「Gorilla Biscuits」と呼ばれていたことに由来。本来は仮のバンド名だったが、そのまま定着
1988年にEP「Gorilla Biscuits」をリリースし、翌年には名盤にして唯一のフルアルバム「Start Today」をリリースしました。
しかし、1991年に解散してしまいます。

RancidやFall Out Boyなど、後世のパンクバンドにもカバーされたりサウンドを取り入れていて、音楽的影響力を与えてます。
LP「Start Today」はハードコアの歴史に大きなインパクトを残した、永遠の名盤です。
疾走感ある楽曲とポジティブなメッセージは今も世代や国境を越えて支持を集め続けています。

■スタジオアルバム
・1988年:7インチEP『Gorilla Biscuits』をリリース
・1989年:LP『Start Today』をリリーズ

■主要メンバー
・Anthony “CIV” Civarelli(Vo.)
・Arthur Smilios(Ba.)
・Walter Schreifels(Gt.)
・Alex Brown(Gt.)
・Luke Abbey(Dr.)

個人的感想

「START TODAY」を初めて聴いた時の衝撃は、今でも鮮明に覚えています。ハードコアというジャンルに対する固定観念を完全に覆されました。

アグレッシブなサウンドの奥に潜む、こんなにも美しいメロディとポジティブなメッセージがあったなんて。
特に「Start Today」の歌詞にある「先延ばしにせず、今日から始めよう」というメッセージは、音楽を聴くだけでなく、人生に対する姿勢まで変えてくれました。
ZOZOTOWNの前澤氏がこの楽曲から会社名を取ったエピソードも、この楽曲の持つ力強いメッセージ性を物語っていますよね。

24分という短い時間の中に、これほどまでの情熱とエネルギーが詰め込まれているアルバムは本当に稀有な存在です。

ハードコア入門者はもちろん、音楽の新たな扉を開きたい全ての方に、心からおすすめしたい永遠の名盤です。

気になる方はコチラ


START TODAY (帯・ライナー付き)

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