みなさま、こんにちは。音楽ファンのあなたに、ネオモッズの傑作アルバムをご紹介します。
1970年代後半のイギリス、ロンドンを中心に活動していたネオモッズバンド「The Fixations」の未発表音源集『The Sound of Young London』です。60年代のモッズサウンドの影響を受けつつ、ポップでメロディアスな独自の世界観を確立していた彼らの音楽は、今でも多くのファンを魅了し続けています。
このアルバムには、これまでほとんど知られることのなかった貴重な楽曲が収録されています。優雅で洗練されたサウンドは、The JamやThe Buzzcocksなどのパンクバンドを好む方にも十分に楽しめるはずです。
ジャケットデザイン
アルバム名
The Sound of Young London
アーティスト名
The Fixations
音楽スタイル
60年代のThe WhoやThe Small Faces、70年代のThe Jam、The Buzzcocksなどの影響を受けたネオモッズサウンドです。
しかし、パンク寄りの攻撃的なサウンドではなく、グッドメロディを基調とした爽やかさも感じられるギターサウンドです。
おすすめポイント3選
①彼らのサウンドに触れられる貴重な1枚
②誰もが虜になるグッドメロディ曲が多数収録
③The Jam好きにもハマるキャッチーなギターリフ
アルバム紹介
このアルバムは、1978-81年にレコーディングされた16曲にデモ曲を2曲を追加した編集版です。
このバンドはレコードリリースの機会には恵まれなかったため、全ての楽曲が未発表のままで眠っていました。
このアルバムは彼らのサウンドに触れられる貴重な1枚です。
1曲目の「Rex Features」は、カントリーのようなのんびりとした雰囲気もありながら、攻撃的なギターリフを聞かせてくれます。
軽やかなギターリフからはじまる「Country Girl」は本当に名曲です。
「The Sound Of Music」は口笛から始まる斬新な曲です。その独自性に引き込まれます。
カッティングギターとコーラスが魅力的な「No Way Out」は言わずと知れた名曲!
「The Park Hotel」は、従来の雰囲気とは少し異なるモダンな曲を披露していますが、その変化も良い感じです。
全体的に、The Jamのような攻撃的なサウンドではなく、軽快なギターと耳に残るグッドメロディが満載です。彼らの音楽は優しく心地よく語りかけてくれるサウンドです。
興味を持った方は、ぜひ一度このアルバムを聴いてみてください。
◾️アルバム概要
リリース年:2008年
レーベル: Detour Records
収録時間:16曲(49:00)
◾️収録曲
1.Rex Features
2.Clever Remarks
3.Country Girl
4.No Way Out (1980)
5.Sunday Outing
6.Survive
7.Contact (1979)
8.Unnatural Merger
9.So Madly
10.Contact (1980)
11.The Sound Of Music
12.No Way Out (1979)
13.Daniel Brodie
14.The Park Hotel
15.On The Beach
16.Day At The Asylum
バンド概要
イギリスのホロウェイ出身の4人組ネオモッズバンド。
1978年にバンド結成。
The Chords、Purple Heartsのサポートでツアーを共にし、その経験から実力を磨いてきました。
バンド活動は順調そのもので、レコーディングも行いましたが、レコード会社側が提示したのシングルのみの契約でした。
バンドは、フルアルバムを録音する機会を求めて交渉を試みるも解決に至らず、レコード会社とは決裂してしまいました。
その結果、彼らの楽曲は当時リリースされることなく、後にデモテープとしてDetour Recordsから発表されることになりました。
◾️主要メンバー
・Paul Cathcart (Vo/G)
・Paul Cattini (Gt.)
・Richard Sharp (Ba.)
・Ken Gamby (Dr.)
まとめ
“今回ご紹介した『The Sound of Young London』は、1970年代後半のイギリス・ロンドン発ネオモッズシーンを代表する重要な作品と言えるでしょう。
60年代モッズサウンドの影響を色濃く残しつつ、独自のポップでメロディアスな世界観を築き上げた””The Fixations””の音楽は、パンクロック好きにも十分に楽しめる心地よいものでした。
当時、レコード会社との折り合いがつかず、この素晴らしい楽曲が長年眠り続けていましたが、2008年にDetour Recordsよりついに全貌が明らかになったのです。
この機会に、ぜひ『The Sound of Young London』に耳を傾けてみてください。60年代モッズサウンドの伝統を受け継ぎつつ、独自の魅力を放つこの傑作アルバムは、きっとあなたを虜にするはずです。
音楽ファンの皆さま、これからも私たちと一緒に、さまざまなジャンルの魅力的な作品を探求していきましょう。最後までご愛読いただき、ありがとうございました”
コメント