今回は、60年代後半のサンシャインポップシーンに燦然と輝いた、隠れた名盤をご紹介します。YELLOW BALLOONのアルバム『YELLOW BALLOON』です。このアルバムは、短命ながらも音楽史に深い痕跡を残した重要作品です。
ジャケットデザイン
アルバム名
YELLOW BALLOON
アーティスト名
YELLOW BALLOON
音楽スタイル
1960年代後半に流行した爽やかで明るいメロディラインが特徴のサンシャインポップです。
普遍的なメロディーとコーラスは、The Beach Boysの影響が色濃く出ています。
おすすめポイント3選
①大ヒット曲「Yellow Balloon」を収録
この曲は、Billboard 100チャートで10位まで上昇する大ヒットとなり、バンドを一躍有名にしました。
②サンシャイン・ポップの代表作
活動期間は短いながらも、彼らが残した唯一のアルバムはヒットした事でサンシャイン・ポップが確立し、後のソフトロックやポップミュージックの発展に大きな影響を与えました。
③豪華メンバー構成
テレビドラマ「My Three Sons」で有名なDon Grady(Vo/Dr)や、後にCaptain & Tennilleで活躍するDaryl Dragonが一時期参加していました。
アルバム紹介
このアルバムは、1967年にリリースされた1stアルバムです。
このアルバムは、サンシャイン・ポップの名盤として評価されています。
特に、収録曲「Yellow Balloon」は、全米シングルチャートで10位を記録するヒットとなりました。
アルバムには、シングル「Yellow Balloon」のほか、「Good Feelin’ Time」、「Can’t Get Enough Of Your Love」などの楽曲が収録されています。
なんと言ってもシングルにもなった「Yellow Balloon」は必聴です!
心地よいメロディーに弾むリズムが和みます。
そして、最高にポップな「Good Feelin’ Time」もオススメです!
■おすすめトラック
・「Yellow Balloon」 – 全米シングルチャート10位を記録した大ヒット曲
・「Good Feelin’ Time」 – 最高にポップで心踊る1曲
・「Can’t Get Enough Of Your Love」 – 甘美なメロディーが印象的
■アルバム概要
リリース年: 1967年
収録時間:51:37
レーベル: Canterbury Records
■収録曲
1.How Can I Be Down
2.Stained Glass Window
3.Baby Baby It’s You
4.Panama Red
5.I’ve Got A Feeling For Love
6.Yellow Balloon
7.Good Feelin’ Time
8.Follow The Sunshine
9.Springtime Girl
10.Can’t Get Enough Of Your Love
11.Junk Maker Shoppe
12.Yellow Balloon
13.The Children Of St. Monica (by Don Grady with The WindupwatchBand)
14.A Good Man To Have Around The House
15.Impressions With Syvonne (by Don Grady)
16.Leaving It Up To You (by Don Grady)
17.Can’t Get Enough Of Your Love (single version)
18.Follow The Sunshine (alternate mono mix)
19.How Can I Be Down (demo version)
20.Gary Zekley Interview
バンド概要
アメリカ・ロサンジェルスで結成された5人組ポップ・バンド。
1967年に音楽プロデューサー兼ソングライターである、Paul Canellaを中心として、ロサンゼルスにて結成。
メンバーは、Gary Zekley、Frosty Green 、Don Grady、Don Braucht 、Paul Canella。
ソフト・ロックを語る上で、必ず名前が上がるバンドです。
ソングライターのGary Zekley は、1966年にJan and Deanのために楽曲「Yellow Balloon」を書き下ろしたが、レコーディングの過程で不満を抱き、1967年に自らこの曲を録音してシングルをリリースすることにしました。
その際に架空のバンドとして「The Yellow Balloon」の名義を用い、アメリカのビルボード・ホット100で25位を記録。
この結果を受けて、バンド「The Yellow Balloon」を本格的に活動させる決意を固めました。
同年にアルバム「Yellow Balloon」をリリース。
翌年の1968年に2枚目のアルバム『Can’t Get Enough of Your Love』を発表しましたが、その後はGary Zekleyのソロ活動やプロデュース業が忙しくなり、バンドとしての活動は休止状態となりました。
1stアルバムをリリースしてから僅か1年で解散してしまいました。
それでも彼らの音楽は、その後も多くのアーティストに影響を与え続けています。
■主要メンバー
・Alex Vaidez(Vo/Dr)
・Don Braucht(Ba)
・Don Grady(Vo/Dr)
・Frosty Green(Key/Org)
・Paul Canella(Gt)
まとめ
YELLOW BALLOONの『YELLOW BALLOON』は、60年代サンシャインポップの真髄を体現した、聴く価値十分な名盤です。爽やかなメロディー、心地よいハーモニー、そして時代を超えて愛される楽曲の数々。音楽ファンなら、ぜひ一度耳を傾けてみてください。きっと新しい音楽の扉が開かれるはずです!
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