購入するか迷っている方に向けて書いてます!
ジャケットデザイン
アルバム名
My Aim Is True
アーティスト名
Elvis Costello
音楽性
デビュー当初は、パブロックを基調としながら、小気味いいビートと一癖二癖あるメロディとニューウェーブの流れに乗ったサウンドが特徴です。
キャリアを重ねるにつれて、パンク、ロック、ポップ以外にも、カントリー、ジャズ、ソウルなどさまざまな音楽を取り入れ、独自のサウンドを確立しました。
また、歌詞の内容は、愛、政治、社会問題、人間関係などをElvis Costelloの独自の鋭い洞察力で書き上げ、それを特徴的な声で歌い上げてます。
おすすめポイント3選
① 【Elvis Costelloの初期衝動を体感 】
情熱的で力強いヴォーカルと、パンクに影響を受けた激しい演奏は、当時のElvis Costelloが抱えていたフラストレーションは、強烈なパワーとなり曲に宿り、聞いている自分が飲み込まれてゆくのを体感出来ます。
特に、「Welcome to the Working Week」、「Mystery Dance」はElvis Costelloの吐き捨てるような荒っぽいヴォーカルが最高です。
②【レゲェ/ダブを取り入れた曲】
アルバムの最後を飾る「Waiting for the End of the World 」は、当時The Clashの影響を受け、レゲェ/ダブを取り入れた名曲です。
この曲は、先行してリリースされたUK版には収録されず、遅れてリリースされたUS版に追加曲として収録されてました。
③ 【プロデューサーであるNick Loweのセンスが光る作品群 】
パワフルな曲、しっとりとしたバラード調の曲、レゲエ/ダブの要素が含まれている曲が収録されており、緩急織り混ぜたバラエティー豊かなアルバムとなっております。
特に、歴史的名曲「Alison」がシンプルな曲に仕上がっているのは、プロデューサーであるNick Loweの功績です。
アルバム紹介
1977年にリリースされたデビューアルバムです。
パブ・ロックの雄であるNick Loweがプロデュースをしている事もあり、全体的にパブ・ロックを基調としながら、小気味いいビートと、一癖二癖あるメロディが光る曲が多数収録されております。
このアルバムは、現在も多くのファンや批評家から高い評価を受けている作品であり、全英14位、全米32位とセールス的にも成功しました。
代表的な収録曲では、「Less Than Zero」・「Mystery Dance」「Red Shoes」・「Mystery Dance」などです。 中でも、誰もが一度は耳にした事のあるバラード曲「Alison」は特に必聴です。
純粋に曲の良さと、独特なElvis Costelloの声が絶妙にハマっております。
Elvis Costelloのバックで演奏するのはThe Clover(Huey Lewis & The Newsで有名) そして、プロデューサーはパブ・ロックの重鎮Nick Loweと実力者揃いです。
ジャケットデザインも、US版とUKオリジナル版では異なります。
Elvis Costelloの背景が黄色いデザインはUS版で、モノクロ影はUKオリジナル版です。
Elvis Costelloの音楽に興味がある方には必聴の一枚です。
◾️収録曲
1. Welcome to the Working Week
2. Miracle Man
3. No Dancing
4. Blame It on Cain
5. Alison
6. Sneaky Feelings
7. (The Angels Wanna Wear My) Red Shoes
8. Less Than Zero
9. Mystery Dance
10. Pay It Back
11. I’m Not Angry
12. Waiting for the End of the World
アーティスト概要
エルビス・コステロ(Elvis Costello )🟰本名はデクラン・パトリック・マクマナス(Declan Patrick Macmanus)。
ちなみに、アーティスト名の「Elvis」は、Elvis Presleyから取られております。
イギリスのシンガーソングライターであり、プロデューサーとしても活躍。
また、音楽のみならず、映画やテレビ番組にも参加し、幅広い才能を発揮しています。
Elvis Costelloは1954年8月25日にロンドンで生まれました。
父親がアイルランド系のジャズ・ミュージシャンであった為、幼少期から様々な音楽に触れる機会に恵まれていました。
幼少期から様々な音楽に親しんだElvis Costelloは、「Flip City」というバンドで音楽活動を始めました。
仕事をしながらライブ活動をして、デビューのチャンスを伺っておりました。
そして、ついにElvis Costelloはチャンスをつかみ取りました。
1977年にパブ・ロックムーブメントの立役者であるNick Loweのプロデュースの下、シングル『Less Than Zero』をリリースしてデビューを果たしました。
また、同年にはデビューアルバム『My Aim Is True』をリリース。セールス的にも全英14位、全米32位と好セールスを記録しました。
このアルバムには「Alison」や「Red Shoes」など、現在のライブでも演奏される代表曲が収録されております。
特に「Alison」は、日本のドラマでも起用されたので、一度は耳にしている方も多いと思います。
初来日時には、東京の銀座でトラックの荷台に乗り、日本の学生服を着てライヴ・パフォーマンスを行うなど、派手なプロモーション活動により警察が出動する事態になりましたが、あまり注目されなかったようです。
『My Aim Is True』のリリース後は、自身が結成したバンド「The Attractions」を率いて様々な音楽活動を展開し、数多くのアルバムをリリースしています。
1978年には、セカンドアルバムであり、The Attractionsを率いた初めての作品『This Year’s Model』をリリース。
このアルバムは、全英4位、全米30位と前作を超えた好セールスを記録しました。
Elvis Costelloの快進撃は止まらず、1979年作のアルバム『Armed Forces』、1980年作のアルバム『Get Happy』は両作品共に全英1位を記録しました。
しかし、この時期から勢いが収まり、次第に落ち着いた音楽へと傾注してゆきました。
バンドでの活動ではなく、ソロやオーケストラとのコラボなど活動の幅を広げていたのはこの頃です。
コラボで有名なのは、日本でも馴染みがあるのは、Paul McCartneyとの共作である代表『Veronica』だと思います。
この曲は、フジテレビの『とくダネ!』の主題歌にも採用されました。
2000年以降は、従来のジャンルにとどまらず、ジャズ、R&B、カントリー・ミュージック、バレエ音楽など様々な音楽に挑戦。
その多彩な才能が音楽シーンで高く評価されています。
2003年には「Elvis Costello & The Attractions」名義でロックの殿堂入りを果たし、その功績が認められました。
日本でもElvis Costelloに影響されたミュージシャンが多数おります。
代表的なのは、Mr.Childrenの桜井和寿さんが彼に敬意を表し、1995年のシングル『シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』のミュージック・ビデオでコステロ風の格好を真似ていた事が注目され、本人は「コステロをパクった」と公言しており、日本の音楽界にも多大な影響力を持っていることがうかがえます。
◾️オリジナルアルバム
1. My Aim Is True (1977)
2. This Year’s Model (1978)
3. Armed Forces (1979)
4. Get Happy!! (1980)
5. Trust (1981)
6. Imperial Bedroom (1982)
7. Punch the Clock (1983)
8. Goodbye Cruel World (1984)
9. King of America (1986)
10. Blood & Chocolate (1986)
11. Spike (1989)
12. Mighty Like a Rose (1991)
13. The Juliet Letters (with the Brodsky Quartet) (1993)
14. Brutal Youth (1994)
15. Kojak Variety (1995)
16. All This Useless Beauty (1996)
17. Painted from Memory (with Burt Bacharach) (1998)
18. When I Was Cruel (2002)
19. North (2003)
20. The Delivery Man (2004)
21. Momofuku (2008)
22. Secret, Profane & Sugarcane (2009)
23. National Ransom (2010)
24. Wise Up Ghost (with The Roots) (2013)
25. Look Now (2018)
26.Hey Clockface(2020)
27.The Boy Named If(2022)
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