英国のロックシーンを変えたバンドの最強ベストアルバム『SOUND OF THE SMITHS』を紹介

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ちゃちゃ丸

40代の普通のサラリーマン|70年代の初期パンク、PUBロック、ガレージ・ロック好き|愛犬はアメリカン・コッカー・スパニエル|購入を考えている方に向けてブログを書いています!参考になれば幸いです!

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ジャケットデザイン

表ジャケット
裏ジャケット

アルバム名

SOUND OF THE SMITHS

アーティスト名

THE SMITHS

おすすめポイント3選

①バンドの魅力を手っ取り早く聴ける1枚
活動期間は5年間と短いながらも沢山の名曲を生み出し、その殆どをこの1枚で網羅しております。 特に、DISC2には「B面曲」「レア曲」「ライブ音源」が収録されておりますので、マニアの方でも楽しめます。

②秀逸な歌詞
このバンドの最大の特徴である、Morrissey(Vo.)が書く皮肉が効いた歌詞が秀逸です。
翻訳アプリが普及してますが、やっぱり日本語訳した歌詞カードが付いている方が楽ですね。 当時のイギリスの社会情勢とかを学んだ後に歌詞を見ながら曲を聴くのがおすすめです。

③ John Davisによる最新リマスター
グラミー賞の受賞歴がある、世界的名匠のマスタリング・エンジニアであるJohn Davisが全曲リマスターを手掛けました。 素人なので私の感覚ですが、曲がかなりクリアなっているので、昔の音源では聞こえなかった細部まで聞こえてきて新鮮な印象を受けました。

音楽性

Johnny Marr(Gt.)の鮮やかなギターリフと、Morrissey(Vo.)のエモーショナルなボーカルが特徴です。

特に歌詞は、社会的なテーマやMorrissey(Vo.)の個人的な経験に基づいた皮肉混じりな内容で多くの人の共感を呼びました。

彼らが作る音楽は、後世のバンドに多大な影響を与え、オルタナティブロックやインディーロックのムーブメントにおける重要な要素となりました。
その独特なサウンドとリリックにより、ポストパンクとオルタナティブロックのシーンにおいて重要な存在となりました。

彼らの音楽は感情的な歌詞と独自のギターリフで知られており、多くのファンにとって特別な存在となっています。

アルバム紹介

このアルバムは、The Smithsのキャリアを総括したコンピレーションアルバムです。

収録曲は、バンドの代表曲や人気曲を集めた2枚組の構成となっており、ファンにとっては必聴の作品です。ちなみに、DISC1が「シングル曲」、DISC2が「B面曲」「レア曲」「ライブ音源」の構成となっております。

ヒットシングル「This Charming Man」や「How Soon Is Now?」、感情的なバラード「There Is a Light That Never Goes Out」など、彼らの代表曲が収められています。
これらの曲は、The Smithsの音楽の特徴であるメロディックなギターリフ、モリッシーの感情的な歌唱、そしてリリカルな詩によって際立っています。

一度聞いたら忘れられないモリッシーの声と、ジョニーマーのタイトなギターサウンドが織りなす音楽は聞かずにはいられない。

バンド概要

**主要バンドメンバー**
・Morrissey(Vo.)
・Johnny Marr(Gt.)
・Andy Rourke(Ba.)
・Mike Joyce(Dr.)
・Craig Gannon(Ba.)

**結成**
1982年、マンチェスター在住のMorrissey(Vo.)とJohnny Marr(Gt.)よって結成されました。

Morrissey(Vo.)はライターとして活動し、アメリカのパンクバンド、ニューヨーク・ドールズのファンクラブを運営していました。一方、Johnny Marr(Gt.)は腕利きのギタリスト兼作曲家で、既にいくつかのバンドで活動していました。

バンド結成のキッカケは、Johnny Marr(Gt.)がMorrissey(Vo.)を誘い、ザ・スミスの始まりました。
ドラマーは、オーディションを経てMike Joyce(Dr.)が加入しました。
当初は別のベーシストがいましたが、後にJohnny Marr(Gt.) の元バンドメンバーである、Andy Rourke(Ba.)が加入しました。

**デビュー**
地元のインディーレーベルである、Rough Trade Recordsと契約し、デビューシングル「ハンド・イン・グローヴ」をリリース。このシングルはBBCラジオ第1のDJ、ジョン・ピールの番組でプッシュされましたが、セールス的には失敗に終わりました。

しかし、続くシングル「This Charming Man」と「What Difference Does It Make?」はUKシングルチャートで上位にランクインし、バンドの人気が急上昇してゆきました。

実績はまだ少なかったものの、NME誌の読者投票でブライテストホープ(最優秀新人)に選ばれたことで、彼らの才能が広く認められるようになりました。

** 1stアルバム『The Smiths』をリリース**
1984年に1stアルバム『The Smiths』 をリリース。
シングルのセールスが好調だった事もあり、このアルバムはUKチャートで2位に輝く大成功を収めました。

このアルバムには「This Charming Man」や「What Difference Does It Make?」などの代表曲が含まれています。

** 2ndアルバム『Meat Is Murder』をリリース**
勢いにのるバンドは、翌1985年にセカンド・アルバム『Meat Is Murder』をリリースされました。
このアルバムで、バンドはついにUKチャート1位に輝きました。

前作以上に政治的なメッセージが多く、しばし、論争を巻き起こしました。 それが原因かは定かではありませんが、アルバムからカットされたシングルのセールスは伸びませんでした。

「How Soon Is Now?」や「That Joke Isn’t Funny Anymore」などのヒット曲が収録されております。

** 3rdアルバム『The Queen Is Dead』**
1986年に3rdアルバム『The Queen Is Dead』をリリース。
このアルバムはUKチャートで最高2位に輝きました。
また、NME紙やメロディ・メイカー紙などのロック誌に特集を組まれるなど、多くの賞賛を集めました。
しかし、この頃からラフ・トレードと契約を巡る紛争が起こり、それが原因で、このアルバムの発売日が大幅に遅れました。

また、多忙なスケジュールやイギリスメディアのゴシップ記事、アメリカでのレコード会社との契約争い、そしてアメリカでのセールス不振などによってストレスを抱え、バンドメンバーは次第に疲弊してきました。

そんな中、ヘロイン中毒となっていたAndy Rourke(Ba.) を解雇し、後任として、Craig Gannon (Ba.)を加入させました。
しかし、バンド脱退から間も無くしてAndy Rourke(Ba.) 復帰しました事で、再びバンドは5人体制となりました。
そして、Craig Gannonは、ベースからリズムギターに転身し、5人体制となりました。

5人体制でツアーを行いましたが、1986年のツアー終了後にCraig Gannon(Gt.) がバンドを去り、再び4人体制となりました。

**4thアルバム『Strangeways, Here We Come』をリリース**
1987年に4thアルバム『Strangeways, Here We Come』をリリースしました。このアルバムは、先行シングルのセールスが好調であった事と、アルバムリリース後にバンドが解散した事もあり、話題が豊富な事も寄与し、全英2位に輝きました。

バンドの解散の主な理由は、バンドの中心人物であるJohnny Marr(Gt.)とMorrissey(Vo.)との間に音楽性や考え方の違いにより亀裂が入った事が主な理由となります。

**解散後**
1996年にメンバー間の権利の問題で裁判沙汰になり、関係改善は絶望的な状態となりました。
メンバーそれぞれがソロ活動を始め、各自で独自の音楽キャリアを築いています。

**オリジナルアルバム**
・The Smiths(1984年)
・Meat Is Murder(1985年)
・The Queen Is Dead(1986年)
・Strangeways, Here We Come(1987年)

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