日本のロックシーンを席巻したTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTの『Chicken Zombies』を紹介

音楽レビュー
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ちゃちゃ丸

40代の普通のサラリーマン|70年代の初期パンク、PUBロック、ガレージ・ロック好き|愛犬はアメリカン・コッカー・スパニエル|購入を考えている方に向けてブログを書いています!参考になれば幸いです!

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アーティスト名

Chicken Zombies

アルバム名

thee michelle gun elephant

バンド概要

1991年に結成された日本の4人組ロックバンドです。
明治学院大学のバンドサークル「ソング・ライツ」のチバユウスケ(Vo/G)と、同大学の別サークル「世界民族音楽研究会」のウエノコウジ(B.)、クハラカズユキ(Dr.)とシガケイイチ(Gt.)を加えた4人でバンドを結成。 その後、シガケイイチ(Gt.)が脱退し、しばらくは3人編成のままライブ活動を継続していたが、知人の仲介により元STRAWBERRY JEANのアベフトシ(Gt.)が合流。
結成当初は、下北沢や渋谷のライブハウスを中心に精力的に活動しライブでの動員数を増やしてゆきました。
また、当時としてはパンク・ロックやパブロック、ガレージロックをルーツとする音楽を奏でていたバンドは珍しく、Wilko Johnson (元Dr. Feelgood’s)の来日時の前座として抜擢されました。
1993年にインディレーベルであるUKプロジェクトからライブアルバム「MAXIMUM! MAXIMUM!! MAXIMUM!!!」をリリース。
1995年には、インディーレーベルから「wonder style」をリリースし、ツアーを開催しました。
1996年に、シングル「世界の終わり」でメジャーデビュー。
同年にはデビューアルバムである「cult grass stars」をリリース。
このアルバムは、オリコンチャートで67位を記録し、大きな話題となりました。
そして、同年11月に2ndアルバム「High Time」をリリース。
このアルバムは、前作より伸ばしオリコンチャート13位を記録。バンド活動は更に加速度を増してゆきました。

その後のアルバムリリース
・1997年「Chicken Zombies」
・1998年「GEAR BLUES」
・1999年「RUMBLE」※ベストアルバム
・2000年「CASANOVA SNAKE」、「CASANOVA SAID “LIVE OR DIE」※ライブアルバム、「TMGE 106」※ベストアルバム
・2001年「RODEO TANDEM BEAT SPECTER」
・2002年「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GRATEFUL TRIAD YEARS」※ベストアルバム
・2003年「SABRINA HEAVEN」、「SABRINA NO HEAVEN」、「LAST HEAVEN’S BOOTLEG」※ライブアルバム
・2009年「THEE GREATEST HITS」※ベストアルバム

メジャーデビューを果たし、どんなに売れても一貫してライブハウスでの活動に重点を置き、1回のツアーで全国40〜60か所のライブハウスやホールを回っていました。
2003年、ボーカルのチバユウスケが脱退したことにより、バンドは解散。
解散後、メンバーはソロやそれぞれ他バンドで活動を行っていました。
解散後も、彼らの音楽性やライブパフォーマンスは、多くの後輩バンドだけでなく、日本のロックシーンに大きな影響を与えました。
その為、2023年現在でも、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの音楽は多くのファンに愛され続けています。 解散までにシングル16枚、オリジナルアルバム8枚をリリース。
2009年7月22日にアベフトシさんが急逝。

音楽性


1960年代から1970年代のパンク・ロックやパブロック、ガレージロックを彷彿とさせ、ブルースロック、ロカビリーなどの要素も多く取り入れられたサウンドが特徴です。 クハラさんの的確なドラミング、ウエノさんの地を張るような極太ベース、アベさんのシャープで図太いカッティング、チバさんのダミ声でのシャウトが絡み合い、荒々しさと男らしさを感じます。

アルバム紹介

1997年にリリースされた3rdアルバム。 前作から約1年ぶりのリリースとハイペースながら、オリコンチャート最高順位5位を記録したヒット作です。 アナログ盤とCD盤の2種類リリースされてますが、ジャケットが異なります。 アナログ盤はThe Whoの「Odds & Sods」。 CD盤はBlue Cheerの「Vincebus Eruptum」のオマージュしたものです。 そして、裏ジャケット(曲名が書いてある方)が黒いのが初回盤で、紫が通常盤。
収録曲は、以下のとおりです。
1.RUSSIAN HUSKEY
2.HI!CHINA! 3. MONGOOSE
4. GET UP LUCY(album version)
5. THE BIRDMEN
6. BOOGIE
7. I`ve never been you.(Jesus Time)
8. COW 5 9. CULTURE(album version)
10. SUNNY SIDE RIVER
11. BRONZE MASTER
12. ROMANTIC(bruiler dinner version)
13. I`ve never been you.(King Time)

おすすめポイント3選

①ライブでの定番曲を多数収録

「GET UP LUCY」、「THE BIRDMEN」、「CULTURE」、「BOOGIE」は長年ライブでも不動の人気曲です。


②バンドの勢いを体験

短期間で複数の作品をリリースし、怒涛のようなライブ活動をこなしながら制作された本作は、これからバンドが迎える絶頂期への助走となっています。


③ミッシェル・サウンドの完成を体験

メンバーにとって憧れのスタジオであるイギリスの「Toe Rag Studio」でのレコーディング経験が、ミッシェル・サウンドを完成させたと思います。 このスタジオは、チバさんが憧れているイギリスのガレージ・パンク界のゴット・ファーザーである、Billy Childishでお馴染みのスタジオです。 thee michelle gun elephant にとって、音楽的嗜好に合った現地スタッフとのレコーディングがより、ヴィンテージ感溢れた音に仕上がっております。

気になる方はコチラ


Chicken Zombies

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