今日は音楽史に大きな足跡を残した伝説のミュージシャン、Chuck Berryの決定版ベストアルバム『The Best of Chuck Berry』をご紹介します。ロックンロールの歴史を語る上で欠かせない、まさに”教科書”とも言えるこの作品を一緒に紐解いていきましょう。
ジャケットデザイン
![](https://chachamaru0903.com/wp-content/uploads/2025/02/ジャケットデザイン-768x1024.jpg)
音楽スタイル
リズム&ブルースを基調としながら、ブルースのギターリフとカントリーミュージックのリズムパターンを巧みに融合させた点にあります。この革新的なアプローチは、後のロックンロール発展における基礎となりました。
特筆すべきは、エレキギターの演奏をしながら歌唱し、なおかつダイナミックなステージングを行うという、現代のロックパフォーマンスの原型を確立したことです。中でも「ダックウォーク」と称される特徴的なステージパフォーマンスは、彼の代名詞として広く認知されております。
おすすめポイント3選
①Chuck Berryの代表作を網羅した決定版コンピレーションアルバムです。
②ロックンロールの原点を体感できる、音楽ファン必聴の一枚です。
③T-Bone Walker、Little Richard、Jerry Lee Lewisが好きな方にはおすすめです。
アルバム基本情報
・作品名:The Best of Chuck Berry
・アーティスト名:Chuck Berry
・発売年:1984年
・レーベル:Chess Records、Universal Music
・総再生時間:69分58秒
・収録曲数:28曲
ベスト・オブ・チャック・ベリー(SHM-CD)
アルバム紹介
1984年にリリースされた編集盤です。
1950年〜1964年に渡るキャリアを総括できるアルバムです。
全28曲収録されております。
Chuck Berryの魅力を手っ取り早く知ることが可能な入門盤です。
ロックンロールが中心ですが、「Havana Moon」のようなラテン調のポップソングも含まれています
個人的に好きな曲は「Maybellene」「Too Much Monkey Business」「School DayS」「Johnny B. Goode」「Carol」「Bye Bye Johnny」「No Particular Place To Go」
Chuck Berryの音楽性を幅広く理解できる、まさにロックンロールの教科書とも言える内容となっています。
■収録曲
1.Maybellene
2.Thirty Days
3.You Can’t Catch Me
4.Too Much Monkey Business
5.Brown Eyed Handsome Man
6.Roll Over Beethoven
7.Havana Moon
8.School Day
9.Rock and Roll Music
10.Oh Baby Doll
11.Reelin’ and Rockin’
12.Sweet Little Sixteen
13.Johnny B. Goode
14.Around and Around
15Carol
16.Beautiful Delilah
17.Memphis, Tennessee
18.Sweet Little Rock and Roller
19.Little Queenie
20.Almost Grown
21.Back in the U.S.A.
22.Let It Rock
23.Bye Bye Johnny
24.I’m Talking About You
25.Come On
26.Nadine (Is It You?)
27.No Particular Place to Go
28I Want to Be Your Driver
ベスト・オブ・チャック・ベリー(SHM-CD)
アーティスト概要
1926年にカルフォルニアで誕生。
幼少期からギターを弾くことに没頭し、音楽への情熱は早くから芽生えておりました。
1952年頃に美容師をしながら、クラブでライブなど精力的に活動してました。そんな時、マディウォターズに認められてチェスレコードと契約。
1955年にリリースされた「Maybellene」は大ヒットとなり、彼はロックンロールの新たなアイコンとして認識されました。これはロックンロールの歴史における重要な瞬間でした。
また、ギターのスキルとステージパフォーマンスで広く称賛されました。彼のギタープレイは独創的で、特に「ダック・ウォーク」として知られるステージパフォーマンスは独自のスタイルを築きました。
多くの後続のミュージシャンに影響を与えました。
1955年〜1959年の5年間で17曲をヒットチャートに送り込みました。
それだけではなく、ローリングストーンズにも影響を与え、ストーンズのデビュー曲がチャックベリーの「Come On」でした。
そして、私の大好きなWilko Johnsonも「Johnny B. Goode」をカバーしており、今ではライブでお馴染みの曲となっております。
他にも数々のアーティストがカバーしており、後世に影響力与え過ぎています。
Chuck Berryの代名詞が「ダックウォーク」ですが、映画のバックトゥーザフューチャーでもお馴染みですね。
Chuck Berryは、ロックンロールの歴史において本当に重要な存在で、現代の音楽に多大な影響を与えたアーティストです。彼の音楽は今でも多くの人々に愛され、尊敬されています。
まとめ
このアルバムは、単なるベスト盤を超えて、ロックンロールの教科書的存在として現在も高い評価を受けています。音楽の歴史に興味がある方には、ぜひ一度聴いていただきたい一枚です。
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