パンクロック好きなら一度は耳にしたことがあるであろうバンド「ALL」
彼らの音楽は熱狂的なファンを持ちながらも、メジャーな知名度という点では少し控えめな存在かもしれません。
今回は、そんなALLの隠れた名盤「DOT」シングルについて、特に収録曲「CAN’T SAY」の魅力をお伝えします。
Dot
ジャケットデザイン
音楽スタイル
前身バンドのDESCENDENTSから受け継いだメロディックハードコア（メロコア）の要素を基盤にしつつ、よりポップ色が濃くなり聞きやすくなったサウンドを特徴としています。
彼らの最大の特徴は、歴代3人のボーカリストが在籍していることです。Dave Smalley、Scott Reynolds、Chad Priceと、それぞれのボーカルスタイルが異なるため、時期によってALLの音楽に多様性を与えています。パンクロックの激しさを保ちながらも、キャッチーなメロディと歌詞で聴き手を魅了するのが彼らの真骨頂です。
おすすめポイント３選
①アルバム未収録の大名曲「CAN’T SAY」は必聴
②歴代ボーカリストの中で個人的に一番好きなScott Reynolds(Vo.)が担当してます。
③NOFX、BAD RELIGIONが好きな方にはオススメです。
シングル基本情報
作品名：DOT
アーティスト名：ALL
発売年：1995年
レーベル：CRUZ RECORDS
総再生時間：6分19秒
収録曲数：3曲
Dot
作品情報
1995年にリリースされた３曲収録したシングル盤です。
この時期のボーカリストはScott Reynolds(Vo.)で、彼の感情的な歌声がバンドのサウンドに独特の色を添えています。
シングル曲の「DOT」も名曲ですが、隠れた名曲は3曲目の「CAN’T SAY」です。
この曲は、44枚目で紹介したベストアルバムには収録してされておらず、今回紹介しているシングル盤とLiveアルバムでしか聴くことができない幻の名曲となっています。
ちなみに､「CAN’T SAY」は失恋ソングですがメロディラインは意外にも明るく、その対比が曲の深みを生み出しています。
この曲だけでもシングル「DOT」を手に入れる価値があります。アルバム未収録の幻の名曲として、コアなファンの間で語り継がれています。
■収録曲
1.DOT
2.BOY NAMED SUE
3.CAN’T SAY
バンド概要
1987年に結成されたアメリカ出身の4人組パンク・ロックバンドです。
メロコアの元祖とも言われたDESCENDENTSの活動休止中に残ったメンバーたちが結成したバンドです。 特にBill Stevenson (Dr.)が中心となり、 Stephen Egerton(G&Vo)・Karl Alvarez (Ba.)と共に新たな音楽活動をスタートしました。
初代ボーカルにはDave Smalley(Vo.)が加わり、バンド名「ALL」が誕生しました ボーカルのみがDave Smalley(Vo.)からScott Reynolds(Vo.)、さらにChad Price(Vo.)へと交代する形でバンドが活動していきました。
1988年には記念すべき1stアルバム『Allroy Sez』を発表しました。このアルバムは、ポップパンクとロックを融合させた独自のスタイルで注目を集めました 彼らは1988年から2000年までの間に、SSTやCRUZ、Epitaphといったレーベルから計9枚のオリジナルアルバムをリリースしております。
BLINK-182やFOO FIGHTERSなど後世の多くのバンドに影響を与えました。 彼らはDESCENDENTSと並行してツアーを行い、音楽活動を継続しています
■主要メンバー
・Bill Stevenson (Dr.)
・Stephen Egerton(G&Vo)
・Karl Alvarez (Ba.)
・Dave Smalley(Vo.)
・Scott Reynolds(Vo.)
・Chad Price(Vo.)
個人的感想
ALLの「DOT」シングルは、特に収録曲「CAN’T SAY」の存在によって、パンクロックファンにとって見逃せない作品となっています。
シングル盤とLiveアルバムでしか聴くことができない幻の名曲を含むこの作品は、ALLの音楽性を知る上でも非常に重要な位置を占めています。
NOFX、BAD RELIGION、DESCENDENTS、そして90年代のメロコア/ポップパンクシーンに興味がある方は、ぜひALLの「DOT」シングルを聴いてみてください。
特にScott Reynoldsのボーカルが際立つ「CAN’T SAY」は、一度聴いたら忘れられない名曲になること間違いなしです。
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